第17回花びら会(2001年2月23日)
「山川杜氏、宮腰酒造専務 両名を囲んで〜」

開催!

※宮腰専務は当日都合が悪くなり欠席となりました 残念!

お酒リスト

阿賀錦
 ・手づくり特別本醸造
 ・原酒
 ・濁り酒”三八五四”

その他 蔵直出し 
”ラベルのない秘蔵酒”も登場予定

定評ある”金波”のお料理もお見逃しなく

 

日本酒と量
勲章も持っているがそれを感じさせない気さくな山川杜氏
気さくな杜氏さんです
いつもの年より暖かい日が続く2月23日開催
初め山川杜氏の「日本酒が、酒の世界においていかに
優れた飲み物であるか]」という話から始まり、酒好きには一番気になる「飲む量」へ進むと 1合くらいは「準長寿」 2合くらいは「長寿」 3合以上は「短命」と言う杜氏の話に、ドキッとした人 まあまあ大丈夫 等 それぞれ頷いていました

そして、”たまには”刺激的な飲み方も体にはいいんだ この会はそういう観点から意味があるというこということになり 試飲会が始まりました


にごり酒を燗?!
最初は”にごり酒 三八五四(濁り酒 みやこし)”です この酒は山川杜氏の趣味で造られている秘蔵酒で 今回は今季最後の一本を飲んでみました

にごり酒と言っても さらりとして甘さも程々でうまい!!

それからこれを”お燗とっくり かめ”でぬる燗にしました
これはぜひ皆さんお試しください 飲んで貰わないとちょっと味わいは伝わらないかも知れませんが 口に含むとほんわりとまろやかさが増し 味わいは麹というか、もろみの旨みが上品に感じられ 上等な甘酒という表現でわかってもらえるでしょうか?
「にごり酒 三八五四 冷やもいいけどぬる燗が抜群」
来年分の予約殺到? でした

※もろみとは お酒を搾る前の段階のものです これを搾ったものが普通の透き通った
 お酒、残ったものが酒かすとなります

※にごり酒 三八五四は毎年秋口(12月末)発売となります


謎の酒登場!
次はラベルなしの酒2種 私(店主)だけが中身を知っているもの
杜氏さんはじめ メンバーの面々 1番は〜・・・・・ 2番は〜・・・・・ とそれぞれ味覚 臭覚を総動員して真面目に鑑定しています、 しばらくして意見が出そろいました。
皆さん「酒愛飲者?」ばかりですから、良くわかった様です

1番は「いのちがけ 特別純米酒 しぼりたて原酒」
2番は「いのちがけ 吟醸酒   しぼりたて原酒」

特に1番の純米に関しては 当日搾られたばかりのもの

画像は製品版です
店主代行の利き酒(非公認利き酒師)
しぼりたてで いかにも新酒らしいビリビリとした発泡性が爽やか コクはまだない
香りはどちらも絶品で吟醸はもとより純米にも吟醸香?が感じられる これを見る限り「精米歩合を大幅に上げて・・・・・素晴らしい酒を造りました」等という話がちょっとばからしくなってくる 確かに精米歩合によって吟醸酒、大吟醸などと分類されるものの酒の味を決める上ではほんの一要素でしかないと感じた ともあれこのお酒が熟成され製品として店に並んだ時には

今までで一番おいしい”いのちがけ”

になりそうな予感

この酒はこれから蔵の中で熟成され 純米酒は6月1日に 吟醸酒は10月にそれぞれ発売されます(予約受付中)

それから「手づくり 特別本醸造」へと進みます
晩酌党には一番慣れ親しんだ味わいで「本醸造の出番ここにあり」というところです

うまい料理あってのお酒
画像は留守番担当
:店主代行用のおみやげです


山川杜氏を囲み和気藹々
料理も既にからっぽ
一口飲んでは「あ〜でもない こ〜でもない」と話題は「何歳頃からお酒を飲み始めたか?」など きわどい話や「やっぱり”普通”に造られた日本酒が一番おいしく どんなお料理にも相性が良い」 などまだまだおしゃべりは続き この会の趣旨である
「酒を真ん中に 楽しい時間をすごす」
を充分に堪能し 次回の再開を楽しみに10時半頃閉会しました